住宅を購入するためには、住宅購入費のほかに諸費用が必要です。
しかし相場がわからないと、どのくらいの費用を用意しておけば良いかわからないので、不安だと思います。
そこで今回は、住宅の購入をご検討されている方に向けて、住宅購入にかかる諸費用の相場についてご説明いたします!
住宅購入にかかる諸費用の相場とその内訳は?
まずは、住宅を購入する際にかかる諸費用の内訳をご説明いたします。
<仲介手数料>
住宅を仲介してくれた不動産会社に支払う費用です。
一般的な中古住宅は仲介会社が売主と買主の間に入るので、仲介手数料を支払う必要があります。
しかし新築には売主から直接住宅を購入する場合と仲介会社が間に入る場合があり、売主から直接購入する場合は仲介手数料がかからないので、取引態様を確認しましょう。
<税金>
住宅を購入すると税金を納める必要があり、以下に挙げる内訳の費用を用意する必要があります。
・不動産取得税
・固定資産税
不動産取得税は住宅を購入したことに対して支払う税金で、評価額に3パーセント掛けた金額を一度だけ納めます。
固定資産税は住宅を所有していることに対して支払う税金で、一般的には評価額に1.4パーセント掛けた金額を毎年納めます。
また、固定資産税と一緒に都市計画税も納める必要があり、こちらは一般的に評価額に0.3パーセント掛けた金額です。
<登記費用>
登記とは不動産を自分の所有物だと証明するための手続きで、以下に挙げる内訳の費用が必要です。
・登録免許税
・司法書士に登記の申請を依頼した場合はその報酬
・登記完了後に発行する証明書の手数料などの雑費
登録免許税の税額は、土地と建物の評価額に新築であれば0.4パーセント、中古であれば2パーセント掛けると算出できます。
また、住宅ローンを組む場合は抵当権の設定登記も必要で、その場合は債権額に0.4パーセント掛けた金額も必要です。
上に挙げた費用のほかにも火災保険料や引越し代なども諸費用に含まれ、新築は住宅購入価格の4パーセント程度、中古は7~10パーセント程度の金額が、諸費用の合計の相場です。
税金や登記には軽減措置が設定されているので、条件に当てはまるか確認しましょう!
住宅購入で必要となる諸費用の相場のなかで仲介手数料には計算方法がある!
仲介手数料には上限が決められており、以下の計算方法で算出できます。
・200万円以下
住宅購入価格に5%掛けた金額
・200万円から400万円以下
住宅購入価格に4%掛けた金額
・400万円以上
住宅購入価格に3%掛けた金額
上記では複雑な計算式になってしまうため、今回は400万円以上の住宅を購入した際の簡易的な計算方法をご紹介します。
仲介手数料の上限を算出する方法は下記の通りです。
「住宅購入価格 × 3パーセント + 6万円=仲介手数料」
「仲介手数料 × 消費税率=仲介手数料に対する消費税」
「仲介手数料 + 消費税=仲介手数料の上限」
まとめ
今回は、住宅購入にかかる諸費用の相場や仲介手数料の計算方法をご説明いたしました。
住宅を購入するとさまざまな諸費用も必要になるので、将来のことも考えたうえで計画を立てることが大切です。
相場を参考にして、貴方のライフスタイルに合う住宅を選びましょう!
お部屋探しでなにかお困りでしたら、当社までお気軽にご相談ください!